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テノールの早瀬一洋先生が9月28日に亡くなりました。享年71才、悪性リンパ腫で急逝されました。 早瀬先生は僕が高校三年で音楽大学受験を決めたとき、恩師の作曲家越谷達之助の紹介で初めて師事した声楽の先生でした。音大に合格するまでの2年間、更に音大生の頃も、また留学から帰ってきてプロとしてデビューしてからも、時々レッスンに伺いメンテナンスをして頂きました。 当時の先生は川崎商業高校の音楽の先生でしたが、朝学校に行くと下駄箱の中に女子生徒達からのラブレターがぎっしり詰まっていたというくらいハンサムな甘いマスクと甘い声を持った先生でした。その後学芸大学へ、更に昭和音楽大学に移られて教授となり、退官後は名誉教授でありました。その他多くのオペラ団体や発声学会など理事や要職を歴任されていました。 これ昨年正月、日比谷の松本楼で行われた先生を囲む新年会の席で歌われた時の写真です。 演奏家としてはたぐいまれなリリックで明るく澄んだ美声をお持ちでした。単に声の音色が美しいというだけでなく、声にこもった心が美しいので更に美しいお声だったと思います。決して声量がある方ではなかったですが、誇張を嫌い大変に清潔で端正な歌いっぷりでした。受験生時代から感情過多で表現過剰であった僕は先生に、せっかく綺麗な高い声が出るのに歌い方が清潔すぎて面白くない!などと恩師に向かって甚だ失礼なことをよく言っていました。イタリア歌曲、オペラアリア、日本歌曲やドイツ歌曲など色々歌われていましたが、先生が最も真価が発揮されたのはメサイヤなどの宗教曲でがなかったかと思います。 40才になってからクリスチャンとなった先生は、そのお声のように高潔な紳士であり、優しく思いやりがあり誰からも慕われる人格者でした。そしてその優しい風貌、物腰とは裏腹な、九州男児らしい強い意志や逞しい男っぽさも実は持っておられる方でした。その人間性と厚い信仰心に裏打ちされた宗教曲はすべての人に感銘を与える素晴らしいもので、その分野にこそ一番の真価を発揮されたのではないかと思います。そして立派な演奏家であるだけでなく、単に声楽の教師であるというだけではない、真の教育者でもあった方でした。 下は2006年僕の叙勲記念パーティーで、早瀬先生との写真です。 僕のイタリアからの叙勲決定のご報告を関係者の皆さんにさせて頂いたとき、真っ先に美しい大きな花を贈って下さったのは先生で、我が事のように喜んで下さいました。数年前久しぶりに先生の門下生の発表会で先生が歌われたのを聴かせて頂きました。もうすぐ70才になられるというのに相変わらず瑞々しい美しい声で歌っておられるのの感銘、先生の歌を聴いたことのない僕の生徒達にぜひ聴かせてやって頂けたらと思い、近いうちに僕と一緒にジョイントコンサートをさせて頂けませんか?とお願いしたところ喜んで引き受けて下さいました。その後昨秋には先生が古稀の記念リサイタルをされたり、双方スケジュールが上手く合わず延び延びになっていました。その矢先急に体調を崩され入院、あれよあれよという間に亡くなられてしまいました。どんなに無理をしても都合を付けてコンサートをやっておくんだったと後悔しています。先生も楽しみにしていて下さったのでなおさらその思いはつのります。もう一緒に歌わせて頂く事も、生徒達に聴かせてやって頂く事も、レッスンをして頂くことも出来ません。心の底から深い悲しみがこみ上げてきます。 昨日行われた教会での葬儀の際牧師先生が、今頃もう先生は神様の御許で天使達もうらやむような声で歌を歌っておられることでしょう、とお話になっていましたが、先生の人格と声と音楽はまさに天国にこそ相応しいと思います。 とにかく昔から自意識が強く自信過剰で目立ちたがり屋だった僕に先生は何度も「みのるほど頭を垂れる稲穂かな」と諭して下さいました。未だに実りもせず頭も垂れない僕を今頃天国からあきれてみておられるのではないかと思います。昨夜の葬儀では少しずつ先生の教えに近づけるよう精進することを霊前にお約束し、心からの感謝を捧げお別れしてきました。まだまだ先生の思い出は尽きませんが長くなったのでこの辺で・・・。 なお早瀬先生のサイトはこちら。先生の声を聴いて頂けます。
by goloso204
| 2010-09-30 22:19
| 音楽
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Comments(6)
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Ario
at 2010-10-01 00:57
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惜別離苦。哀悼。
お前は、師を求める事から 越谷先生に・・・だったんだなあ・・・。 そして、今も・・・幸せな やっちゃ。 おやすみ。
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野人
at 2010-10-01 07:30
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goloso204 at 2010-10-01 10:12
>Ario 越谷先生がぼくに音大受験を薦めてくださったので必然的に先生が声楽の先生を選んで世話して下さる事になったわけ。越谷先生らしい人選であったと思うよ。
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goloso204 at 2010-10-01 10:14
>野人さん お悔やみの言葉ありがとうございます。まあ僕は死んでも早瀬先生のようにはなれませんが、この個性を大事にかつ誠実に生きていきたいと思っています。
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吉野朋子
at 2011-01-30 01:04
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goloso204 at 2011-01-31 17:44
>吉野朋子さん もうなくなって4ヶ月もたってしまいましたが、僕もまだピアノの上に飾ってある先生の写真を見る度に、なくなったことがまだ信じられない気持ちです。先生のご冥福を一緒にお祈りしましょう。
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