ライブ後はホテルに直行、ゆっくり休みました。翌朝は桐生の市内観光!
桐生の街は昔から絹織物で有名ですが、景気の良かった時代に建てられた建築群がこの7月に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されて、町は大いに活気づいているとか。ライブの主催者山田さんは、ボランティアでこうした活動にも力を注いでおられるそうで、是非桐生の素晴らしい街並みを見ていって欲しいと、このツアーを企画して下さいました。僕と東京方面から来て下さったお客さま方約10名が参加。桐生の歴史についてお詳しい研究家の佐々木正純先生がガイドして下さいました。
まず「桐生織物記念館」へ。煉瓦造りの古い建物でした。中には絹織物に関する展示品がいろいろ。絹糸の美しい色と光沢を見ているだけで楽しかったです。
絹織物とは関係ないですが、なぜかこんな古い足踏みオルガンがおいてありました。
こんな渋いステンドグラスが明かり採りとして壁に埋め込まれていました。
次に行ったのが矢野本店及び店蔵・有鄰館、矢野本店(酒屋さん)はこんな店構え。
キリンビールの看板がいいですね。
裏手にある蔵の雨樋を支えている金具の形が面白かったので・・・
また更にその裏手には「からくり人形」の展示室が。
「からくり人形芝居」は桐生の伝統文化として受け継がれているそうで、保存会の皆さんが特別に「曾我兄弟夜討」を見せて下さいました。初めて見ましたが人形が精巧に出来ていて、なかなか面白かったです。昔の人はすごい技術を持っていたのですね。内部は写真撮影禁止でしたので写真はありません。
再び外にでて、江戸時代に計画的な町作りのメインストリートとして作られた本町通りを、起点となっている天満宮に向かって歩いて行きました。道筋にあった興味深い建物などの写真を並べてみます。
そして桐生天満宮に到着。凄い彫刻がびっしり・・・。豊かだった町の経済力がしのばれます。
紅葉の頃来るときっときれいでしょうね。
更に神社の横にある群馬大学工学部キャンパスへ。ここの同窓会記念館は大正5年に建てられた洋館で、装飾はまるで教会のような感じ。入口前でポーズを決めてみました。
見学はここまで。ゆっくり見学したので2時近くになり、やっと昼食へ。昼食はこれまた山田さんの手配で、桐生川の川原で鮎を食べさせてくれるという「桐生簗(やな)」。
夏のシーズン中だけの営業だそうで、この日が今年最後の営業だったそうです。川のせせらぎを聴き涼風に吹かれながらの鮎三昧!付け出しの大豆との煮物に始まり、フライ、塩焼き、田楽と続き、締めは手打ちの素麺。
僕は実は夕方リハーサルの予定があったため、ここで皆さんと別れて東京に帰りましたが、ご一行様達は、この後更に隣の足利市にある「ココファーム」という、洞爺湖サミットの晩餐会に出されたワインを作っているワイナリーに行かれました。1日たっぷり桐生の魅力にふれることが出来て、大変に思い出深いツアーとなりました。次の訪問が今から楽しみです。