朝キャンティを出発、約三時間でモデナのモンテジッビオという標高500メートルの山の上にあるバルサミコ酢醸造所、「サンティ・ベルトーニ」に到着。オーナーのサンティさんご一家が温かく迎えてくれました。ぼくはここを訪れるのはもう4回目。八年ぶりのことになります。こんな山の中です。
まずはバルサミコ酢の貯蔵庫を見学、サンティさんからいろいろ説明してもらいました。
そして料理の達人サンティ夫人の自慢の料理の数々を味わいました。ワインももちろん自家製、野菜も自家製、肉はサンティさんが山で狩をしてきたジビエ、それに20年熟成のバルサミコ酢という豪華版。みなさんの喜びようと食べっぷりをお見せしたかったです。キジのローストに20年ものバルサミコをダバダバかけて食べました。信じられない美味しさです。
自家製の非売品、ノチーノという、未熟のクルミの実を果肉ごと漬け込んだリキュールを久しぶりに味わいました。隣がサンティさん。手に持ってるのが材料になるクルミとノチーノです。
さて今夕方六時、モデナ市内のホテルでアップしていますが、これからイタリアの僕の「実家」ベヴィラックワ家にみんなで出かけます。ここの主は故パヴァロッティの親友で、僕は留学中にここでパヴァロッティと食事をしたこともあります。今日は僕らと、彼らとその友人達が集まってまず僕のコンサート。生徒たちにも歌ってもらいます。それからみんなでパーティの予定です。では行って来ます。