先日一度アップしたページですが、写真を少し入れ替え、加筆しました。
6月16日木曜日、午前中メンバーの皆さんとスパッカナポリの入り口にある「サンタ・キアーラ修道院」の美しい中庭を訪ねました。
ホテルからタクシーに分乗して行きました。呼んだタクシーが先に3台来たので皆さんに先に行ってもらい、ぼくは少し送れてきた4台目に残りの人たちと乗車。さてサンタ・キアーラ教会(修道院の隣)の横でタクシーを降りると向こうの方の路上から大勢で♫オーソレミオ♫を歌う声が聞こえてきます。なんか聴いたことのある声だな〜とすぐそっちへ行ってみたら、先行3台で行ったうちのメンバーが、路上でギターを弾くおじさん(ストリート・ミュージシャン)2人の伴奏で歌っていました。そしてあんまり楽しそうなので回りに人だかりができていました!
さて一曲歌い終わった所でサンタ・キアーラ修道院中庭の切符売り場へ。切符もぎのおばさんが先頭にいた僕を添乗員とでも思ったのか「マジョルカ焼きタイルのベンチに腰を下ろさないように、皆さんに言って下さい」というので皆さんに伝達、「はい、言いました!」と言うと「あなたはイタリア語が話せるのですか?」と訊くので、「ええ、ナポリ語で歌えますよ!」と、ここサンタ・キアーラ修道院が歌われているカンツォーネ・ナポレターナの名曲"Munasterio 'e Santa Chiara"を歌ってみたところ、切符売り場一帯にいた観光客、従業員の皆さんが大喜び、大喝采を頂戴しました。
そして中庭と回廊の見学開始。僕は実は3回目なんですが、この日が今まで一番いい天気だったので、まるで印象が違いました。鮮やかなタイルの色が映えて色が全然違って見えました。
ベンチの背もたれ部分の絵が全部違っているので一枚一枚ゆっくり見ました。何百年も前の人々の生活が忍ばれて大変興味深く鑑賞。音楽関係の絵も随分ありました。
これは楽器は描かれていませんが、この絵はドニゼッティが作曲したカンツォーネ・ナポレターナ"Me voglio fa na casa"を連想させてくれました。
回廊にはフレスコ画も描かれていますが、ここにも音楽モチーフの絵が。
さて見学を終えてまた切符売り場に戻ってくると、さっきの切符もぎのおばさんが僕を待ち構えていました。「さっきはすばらしい歌を聴かせてくださってありがとうございました!事務所一同感激してしまい、あなたにお礼にプレゼントをしようということになったので、売店まで来て頂けませんか!」と連れて行かれたお土産売り場で、ここのマジョルカ焼きタイルの絵が描かれたチョコレートを頂戴してしまいました。もらったチョコレートをメンバーの皆さんにお見せしたところ大好評で、皆さんもお土産売り場に殺到!サンタ・キアーラの売店は結構儲かったみたいでした。
外に出て近くの偶然飛び込んだトラットリアで、思いがけないおいしい昼食を食べた後一旦ホテルに戻ります。
さてこの日午後ポズィリッポのホテルからサンタ・ルチアのホテルに引っ越しました。ナポリの2大景勝地で4泊ずつというのも今回のツアーの売りの一つ。サンタ・ルチアのホテルの部屋にもオーシャンヴューのベランダ付き。
何しろ目の前がサンタルチアの卵城。ベランダから見たサンタ・ルチアの風景をお楽しみください。
午後は僕は夜に備えてホテルで静養。ベッドに横になってこの景色が見えるんですから、外に行く必要もなし・・・。で、夜はまたすごいことになりますが、これは次回のお楽しみ!