昨夜(2016年8月26日)イタリア文化会館アニエッリホールで「青木純リサイタル」〜カンツォーネの150年〜(イタリア文化会館主催)が、満員のお客様をお迎えして開催されました。
今から150年前、慶応2年の、8月25日に当時の江戸幕府とイタリア王国の間で通商条約が締結され、日伊の国交が樹立されたのを記念してこのコンサートを発案し、イタリア文化会館に持ち込んだところ、このコンサートを館の主催行事として開催してくださいました。1ヶ月前の7月中旬には早くも満員となり予約を締めきったくらい注目を集めた企画です。
150年前、100年前、50年前のカンツォーネを、当時の社会的、音楽的時代背景の話しを交えて全13曲聴いて頂きました。わずか50年違うとこうも歌が違うものなのか・・・っと言うことをきっと実感して頂けたと思います。また150年前のカンツォーネは滅多日本では聴くチャンスが無い歌ばかりだったので、それだけでもお聴き頂く価値があったと思っています。もう31年僕の伴奏をしてくれている柴田杏里のギター、やはりもう10数年伴奏してくれているエレクトーンの中島純子の伴奏、アンコールでは僕一人の弾き語りも入れてみました。
今回初の試みで、僕の教え子の昼神ひとみに、150年前、100年前、50年前のカンツォーネに関して僕が書いた解説を読んで貰いました。途中彼女ならではのユニークな感想もアドリブで入れてくれて楽しかったです。
主催して下さったイタリア文化会館、素晴らしい共演者、スタッフの皆さん、そしてご来場くださった皆様に心から御礼申し上げます。Grazie!
おまけですが8月24日に日伊国交樹立150周年の記念切手が発売されました!早速買い占めます。
どこかの近隣のアジアの国と違って、日本とイタリアは本当に仲が良い友好国で嬉しいです。中部イタリア地震の惨状が伝えられています。僕は昨日のリサイタルと、来週土曜日におこなわれる桐生市でのコンサートでの、CD売り上げ金の一部を義援金として寄付します。取り残されている方々の捜索、被災された町の再建が早く運ぶことを祈っています。