今夜仕事の打ち合わせかたがたお誘いを頂いて日本橋本町1丁目にある「Pizzeria UNO」に行ってきました。初めて名前を聞く店でしたが、それもそのはずまだ開店して半年しか経っていないそうです。オーナーはイタリアでのピッツァのコンクールで優勝された方だそうです。そういえば日本人が優勝したというニュースを見聞きした覚えがありましたが、その方のお店だったのですね。で、もちろんご本人にもお目にかかりましたが大変まじめそうで、きっちりした、そして心のこもったサービスをされていました。金曜の夜とあって店はにぎわっていました。やはり美味しい店は流行りますね。
さてまず早速ぜひ「マルゲリータを召し上がってください。」ということで、ナポリのピッツァの王道を行くマルゲリータを頂きました。
生意気な言い方で作った方には失礼な言いようだとは思いますが、一口食べての感想は「合格!」 ちゃんとナポリのマルゲリータになっていました。それもとても美味しいマルゲリータでした。
次にお勧めだったのが自家製有機無農薬栽培のトマトのオーブン焼き。
はじめご主人が「今トマトがとても美味しい時期ですので・・」といわれたので、えっ?!って思いました。おいおい、トマトは夏が旬だろう?!って。皆さんもそう思われるでしょ。そしたらもの凄く美味しいトマトが出てきました。塩コショーを振ってオリーブオイルをかけて焼いただけ、というシンプルな料理でしたが、本当に美味しかったです。バジリコと一緒に食べると最高でした。で、どうして今トマトが美味しいか?!という説明を聞いて納得しました。夏場はトマトは味が濃くなる前に色が付いてしまって、結果美味しくなる前に取り入れちゃうんだそうです。その点今は(もちろんハウスですが)なかなか色付かず、色が綺麗に付くまでじっくりと時間をかけて味が濃くなるんで美味しいんだそうです。まさにトリビア!的開眼でした。
この他抗生物質だの人工飼料だのというのを与えずに自然な飼料のみで育てた豚のベーコンの鉄板焼き、今が一番美味しいゴルゴンゾーラののった4つのチーズのピッツァ、人参のサラダなどどれも皆納得のいく美味しさでした。それに合わせてVino(ワイン)もおまかせのシチリアのメルロー。
コルクの材質や、メニューに載っていた値段からして高いvinoじゃないのはわかっていましたが、これがメルロー?!って言うくらいしっかりした厚みのある値段よりずっと美味しいvinoでした。
さてドルチェもご主人のこだわりで本格的なイタリアの味に仕上がっていました。
三切れ並んでいるのがティラミス。左奥はパンナコッタ、右がバニラのジェラート。ご主人の言われた通り本格的な味でした。まあもちろん日本人の舌に合わせて甘みはやや抑えめ、胃袋を考えて量も少なめになってはいました。
最後に出たエスプレッソだけは今日の食事の中で唯一改善の余地がある味だったと思いました。ただ苦いだけで本来ある豆自体の甘みがあまり感じられず、香りも今ひとつだったと思います。
さて今日お招き頂いた方からこんなプレゼントを頂きました。
小豆島産の有機無農薬栽培のレモンです。大きさ形は不揃いですが、とてもいい香りがしました。そうなるとリモンチェッロかマルメッラータ(マーマレード)にしなくては! ところが今夜はもう遅いし、明日、明後日は朝から仕事がびっしりで作っている暇がない・・・。月曜か火曜まで鮮度が保てればいいんですが・・・。まあ、でも出来るだけ早いうちに作ってみます。