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僕はミラノ留学時代に計4人の先生から教えを受けました。その中でも一番の恩師はソプラノのマリア・ルイーザ・チオーニ先生でした。先生は当時(1977年〜1980年)まだ現役で、スカラ座やボローニャのテアトロ・コムナーレはじめあちこちの一流歌劇場で主役を歌っておられました。スカラ座ではカーテンコールの際僕たち弟子がよく天井桟敷の一番舞台よりからステージに向かって花を投げたのですが、先生がその花を拾って天井桟敷のぼくらに笑顔で手を振ってくれたことを懐かしく思い出します。 僕は当時から先生に大変可愛がられていたと思います。お宅に呼ばれて食事をご馳走になったり、切符が手に入らないとまず楽屋に呼んでくださって、裏から手を回してオペラを見られるようにしてくださったり、先生のコンサートに出演させて頂いたり。僕のアパートにまでご主人と一緒に遊びに来てくださったこともありました。 僕が帰国してから2年後に一度ミラノを訪れた際にお目にかかったのが最後で、今回24年ぶりに先生を訪ね再会することが出来ました。それまでの間ミラノには何回も行っていたのですが、先生にはお目にかかりませんでした。というのはかねがね先生は是非日本に歌いに、そして教えに行きたいから、協力して欲しいとおっしゃってました。しかし僕の力が及ばず実現出来なかったので、先生にお目にかかるのがつらかったのです。今回はイタリアから叙勲を受けたことを先生にご報告しに是非伺いたいと思って連絡を取ったところ、先生は大変喜んでくださって、是非遊びにいらっしゃい、ツアーのメンバーも連れてきても良いから、とおっしゃって下さったので、メンバーの内、僕の個人レッスンを受けている生徒5人を同伴して先生のお宅に伺いました。 先生のお住まいは以前と同じなのですが周囲の建物や建物の周囲の木々が大きくなってしまっていて全く記憶にはない景色になっていました。一人ではたどり着けなかったかも。今回は先生に今師事している日本人のお弟子さんがいろいろ協力して下さって、道案内もして下さったので助かりました。ではまず先生ご夫妻との写真。先生は自称80歳ですが、お弟子さんはいや実は85歳らしいと言っていました。いずれにせよそうはとても見えないお元気なお姿に感激しました。お弟子さんの話しではこの前日のレッスンでは「魔笛」の夜の女王のアリアで出てくる至難の高音、上のFの更に半音上のF#まで苦もなく実際に声を出して聴かせて教えてくださったとか!! 先生は本当にうれしそうに大歓迎をして下さいました。先生の愛情をひしひしと感じることが出来て更に感動。 後ろの壁に掛かっているのは先生の現役時代の舞台の写真です。ルチア、ヴィオレッタ、ジルダ、ミミ、蝶々さん、トスカ、ノルマ etc. etc. 僕はまず持参したデビュー以来の今までの写真をご覧に入れ、どんなキャリアを築いて来たか見て頂きました。またビデオカメラのモニターで10月のイタリア文化会館でのコンサートの様子を見て頂いたり、CDも差し上げたりとしばし同伴の生徒達に通訳してあげるのも忘れて先生としゃべりまくりました。ある程度まず報告が済んだところで先生は、今回同伴した5人の内唯一のプロであるソプラノの青木真由子(青木とはいえ家族でも親戚でもありません)の声を聴いてみてあげようと一同をレッスン室へと誘って下さいました。そして真由子にレッスンをして下さって、一同にその様子を見学させて下さったのです。 歌っているのが真由子、向こうで立って聞いているのは今回お世話になったお弟子さんのかおりさん。後ろで聞いているジェントルマンは同行した生徒の奥津さん。帰国後分かったことですが、真由子の学生時代に習った先生も実はチオーニ先生の弟子だった!そうです。真由子は二重の孫弟子だったわけで、当然先生のメソードを受け継いでいるので違和感なくレッスンが受けられたし(これは実はなかなか難しいことです。)、先生もとても誉めて下さって、ついでに僕にもBravo maestro!(マエストロ(僕のこと)は素晴らしいわ!)とお褒めの言葉を頂きました。真由子には大変貴重なレッスンになり、わざわざミラノまで行った甲斐があったと思います。 さてレッスンの後はサロンに戻り、先生手作りのお料理の数々をご馳走になりました。この写真は先生が自ら手作りのラザーニャをサービスして下さっているところです。 食事をしながらまたいろいろお話しをしたわけですが、同行の生徒達からはいろいろ先生に質問が飛び(通訳が大変でした!)一つ一つ丁寧に答えて下さいました。例えば今までに共演したテノールでは誰が一番でしたか?(答えはDi Stefano)とか、デル・モナコは凄く臆病だったそうですが本当ですか?とか(答えはSi,大変臆病で誰かが背中を押してやらないと舞台に出られなかった)とか、どのように先生は勉強されて大歌手になられたか?とか、夜の更けるのも忘れて楽しい時間を過ごさせて頂きました。まだまだ先生のおそばにいたかったのですが、翌朝は早起きで帰国だったのであまり遅くならないうちにおいとまをしてホテルに帰りました。
by goloso204
| 2006-12-20 01:00
| イタリア
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Comments(2)
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by
吟遊市民
at 2006-12-21 17:47
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Maurizio Polliniの演奏をはじめて聴いたのは、青木さんが大学を卒業された頃でした。ラジオのスイッチをつけ、コンサートの前半はシェーンベルクの小品集、後半はベートーベンのソナタで構成されていたと記憶しています。
聴衆の中に風邪気味の男性が何度も激しく咳き込み、その音響から小ホールで開催されていることを、ありありと聴き取ることができました。そしてそのことが、つい最近の出来事であったかのように、微笑みながら思い出すしだいです。 特筆すべきは後半のワルトシュタインソナタです。私はこのように思いました。 「生まれてこのかた、これほど緻密で熱のこもった演奏を、ただの一度も聴いたことがない。リヒテルやギレリスもはたしてこれほどの演奏ができるだろうか」 それ以降、モーツァルトからノーノまでさまざまな録音媒体を集めてまいりましたが、期待を裏切られたことはただの一度もありません。 以上、ブランドPolliniに関する記事に触発されての投稿文でした(笑)。
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by
goloso204 at 2006-12-21 23:36
吟遊市民さん。ぼくもピアニストのPolliniは好きです。靴屋さんも。確かに僕が留学した頃、イタリアでもピアニストと言えばPolliniでしたね。
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