先ほど生徒に、次のレッスン曲の楽譜を近所のコンビニからメール便で発送しました。料金は80円、100円玉を出して20円お釣りを貰いましたが、店員さんがレジを打ち間違えてご覧の通り、100万円出して99万9千920円のお釣りを貰ったことになってしまいました。店員さんは恐縮してましたが僕は大笑い。何だか金持ちになったような気分で嬉しくなってしまいました。
カンツォーネ・ナポレターナ歌手の
岡村瑤子さんは、毎年夏に2ヶ月ナポリに行ってレッスンを受けたり、CDを作ってこられたりと羨ましい限りです。今年もCDの録音をして先日帰国されましたが、帰国直前偶然に会った新聞記者から取材をされ、その
インタビュー記事がCorriere del mezzogiorno(イタリアで一番の夕刊紙Corriere della seraの朝刊)に掲載されました。
記事はイタリア語なのでホントは全文訳したいところですが、一部だけご紹介すると、なぜナポレターナを歌うようになったか?とか、日本に良いミュージシャンはいるか?とかいろいろあって最後の方です・・・。
記者「この街の印象は?」
yoko「今度が4回目の滞在です。多分住む地域を間違えたんだと思います、なぜって「サニタ」(ナポリでも最も危険なゾーン)の坂道に小さな家を一軒見つけたからなんです。あの恐ろしい街でのひどい生活、忍耐の日々でした。とはいえ近所の食品店では私と仲良くなるととても良く世話をしてくれました。人々の暖かさは信じられないほどでした。」
記者「またナポリにはいらっしゃいますか?」
yoko「いいえ、決して!と、今出発に当たっては言っておきますが、もしあなたが明日、私が日本に帰ってから同じ質問をされたとしたら『勿論です!』とお答えするでしょうね。」
ということでした。僕はナポリで生活したことはありませんがおっしゃることは本当によく分かります。ナポリという街、人を見事に表現しておいででした。
ついでにこの新聞の記事を見ていたら、先日お目にかかったベルルスコーニ首相がナポリのゴミ問題について「お手本は東京だ!」とナポリで演説したという記事がありました。東京の方がゴミはきちんと分別して回収され、ナポリよりは間違いなく街は清潔で整然としてるでしょうが・・・。手本はドイツだ!とか北欧だ!等と絶対言わないのが彼らしいところ。きっと日本が気に入ってくれたんだろうなあ・・・と思っています。