僕のクラッシックバレエの師匠、敬愛する雑賀淑子(さいがとしこ)先生が喜寿を迎えられると聞いて、え〜っ!とびっくり。記念のサイガバレエ発表会にご招待を頂いて文京シビック大ホールに馳せ参じてきました。
雑賀先生は小牧バレエ団のかつてのプリマだったそうで(当時僕は幼児期で見ていないので)、英仏に留学、その後独立されて、個性豊かな捜索活動をされて今日までご活躍です。
僕はイタリアから帰ってきたばかりのころ、デビュー作品のオペレッタで踊らされ、その時の振付の先生は(雑賀先生ではありません)素人を踊らせる名人だったお陰で、音楽の友誌に「歌って踊れて芝居が出来るテナー!」と書かれてしまい、こりゃ大変だ、本当に踊れるようになろう!と思って友人の紹介で門をたたいたのが雑賀先生だったのです。
先生には大変に可愛がって頂き、本当にお世話になった大恩人です。先生は常々ぼくに歌なんかやめてダンサーになれ!と言って下さいましたが、僕は全く無視。歌手の道を邁進しましたから先生のご期待には反してしまったんですが、でも男性舞踏家が不足するバレエ業界なので、今まで何度もバレエの舞台に立たせて頂きました。
今日の発表会の構成、作品ともサイガバレエの個性が際立つ、素晴らしい会でした。僕が習いに行っていた頃の当時の研究生達と久しぶりに会えて同窓会気分でした。終演後舞台袖で先生と同窓生たちと写真に撮らせてもらいました。但し僕が撮った写真なので僕は写ってません。