面白いマンガを見付けました。エンターブレイン刊「コミックビーム」に連載されていて、単行本としてまとめられた、ヤマザキ マリの
「テルマエ・ロマエ」です。
テルマエ・ロマエとはラテン語で古代ローマ時代の公衆浴場のことです。古代ローマ人達は非常に風呂を愛した人達で、その風呂好きは現代日本人といい勝負、世界の文明史の中でも突出した風呂文化を持っていたそうです。
このマンガは古代ローマの建築家ルシウスが浴場の設計に行き詰まり、何と現代日本の各種風呂にタイムスリップ、日本の浴場文化に驚愕しては古代ローマに持ち帰り、次々と(古代ローマでは)斬新な浴場を建築。次第に有名になり皇帝ハドリアヌスにも気に入られるようになるストーリー。
第2話の露天風呂にタイムスリップしたルシウスの目に飛び込んできたものには爆笑でした。彼は1700年後の日本にタイムスリップしてることが分からず、ローマ帝国内のどこかの自分たちより高度な文明を持つ「平たい顔族」の所にワープしてると考え、その浴場やその文化を古代ローマ人の目で解釈していくところも面白いところの一つ。
作者のヤマザキ マリさんはフィレンツェの美術アカデミー卒。イタリア人歴史学者(古代ローマ史の専門家とか)のご主人を持ち、そのモーレツな家族を描いた「モーレツ!イタリア家族」とイタリア料理ネタの「それではさっそくBuonappetito(いただきます)!」というマンガも出してます。ご本人の長いイタリア生活、イタリア人家族を持つ体験から生まれた実に楽しいマンガです。
彼女ほどではないですがイタリアでの生活をしてきた僕には笑えるネタがてんこ盛り。勿論イタリアのことをよく知らない方にも絶対楽しんで貰えるのではないかと思います。是非皆さん読んでみて下さい。特にイタリアファンの皆さんは必読!