きのう(12月1日・土)午後2時から横浜の岩間市民プラザホールで東京マンドリン・アンサンブル・クインテットの皆さん(1st.マンドリン:田中早苗、2nd.マンドリン:矢野ルリ、マンドーラ:西本栄美子、リュートモデルノ:入戸野政代、ギタロン&編曲:KANTA)とのジョイントコンサートがありました。
第1部はマンドリン・アンサンブルの演奏で、最近出されたCD「花の歌」から花にちなんだ曲ばかりを7曲。続いて第2部ではマンドリン・アンサンブルの伴奏で8曲(+アンコール2曲+歌の合間にマンドリン・アンサンブルの演奏でカンツォーネ2曲)僕がカンツォーネ・ナポレターナを歌いました。何と言ってもマンドリンの伴奏で歌うナポレターナは雰囲気が違います。正に一瞬にして心をナポリへと誘い、美しいメロディーが美しい音色の翼に乗ってナポリへと連れて行ってくれます。
昨日の演奏をYouTubeにアップしましたのでどうぞご覧下さい。
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「遙かなるサンタ・ルチア Santa Lucia luntana」 僕の18番とも言えるナポレターナ。いつ帰ってこられるか分からないナポリから旅立つナポリッ子の心情を歌う名曲です。
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「小鳩 'E palumme」
クラシックの作曲家ペルシコが作った美しいカンツォーネ。自分の恋心を飛び回る小鳩になぞらえた恋の歌。僕が留学中に出会い衝撃を受け、楽譜は絶版で入手出来なかったためレコードを聴いて採譜、訳詞を付けた想い出の曲です。
昨日のうちにお客様からメールで頂戴したご感想をいくつか紹介させて頂きます。
・ナポリターナを中心にお歌もお話も流石プロ! アルティスタ(注。伊語でアーティスト)! 生意気な言い方ですが、こちら側を少しも飽きさせない、又、情感が伝わるステージでした。
・やはりナポリターナはマンドリンと合いますね。歌の日本語の歌詞は、原詩の意味をきっちり捉えた上に音符・メロディーにマッチした言葉が紡がれていて(最近のJ-POPの歌詞とはえらい違い)感じ入りました。
・マンドリンと純さんの歌は、やっぱり相性バッチリでした^^とても よかったです。
・マンドリンって、一つの音に振幅がある分、音の余韻があって、何とも言えず、
抒情感のあるメロディになるみたい。手数が多い分、演奏者の掌=タナゴコロというか、手心も伝わって、手作りの温か味のある楽器だなぁ!と思います。
・全身を使って、全霊で、歌ってる なぁ・・ その姿を胸に焼きつけ、勇気と パワーをもらって、帰りました。
僕自身ともかく歌っていてとても楽しく幸せなコンサートでした。大勢お出掛け下さったお客様、企画・運営して下さったスタッフの皆さん、そして共演して下さったマンドリン・アンサンブルの皆さんに心からの感謝を捧げます。また余り間をおかずに今度は東京でコンサートをさせていただきたいなあと思っています。
最後に終演後ロビーのクリスマスツリーの前で撮った記念写真を。