トリュフ狩りの後はイタリアの赤ワインの王様「バローロ」の産地、バローロ村に行きました。生憎小雨が降ったりやんだりでしたが、街の公園にこんなモニュメントを発見。
予定のワイナリー見学まで少し時間があったので付近を散策。メインストリートには大小ワイナリーのショップが並んでいます。店先にちょっと雰囲気があった何軒かを撮ってきました・・・。
村の周囲は一面のブドウ畑です。
そして時間になり、創業1809年という歴史あるワイナリー
Marchesiを見学しました。
ワイン蔵の中には近代的なステンレスタンクが並ぶゾーンもありますが、このワイナリーの歴史を感じさせてくれる物も並んでいます。
下の紋章がついたオケみたいな物は、昔ブドウの収穫の際に背負って、採ったブドウを入れた担ぎ桶だそうです。
保存庫にはこのワイナリーの古いワインが年代順に並べられています。一番古いのは1859年の物でした。写真は僕が生まれた1952年の棚です。米寿ぐらいまで生きてたら、一本飲んでみたいものです!
さて、見学後試飲室でワイン3種の飲み比べです。席に案内されると僕らをガイドしてくれた女性と、この試飲室の担当の女性従業員(二人とも若かったです)がボクのところにやって来て曰く「Aokiさんはカンツォーネの歌手でカヴァリエーレ(イタリアのナイトの称号を持つ人)だと皆さんの乗ってこられたバスの運転手さんから聞きました。もしよかったらちょっとお声を聞かせて頂けませんか?!」というのでナポレターナの名曲「レジネッラ」を一番だけ歌ってあげました。彼女らは完全にミーハー状態で、うれしそうにかつ上気した様子で聴いていました。歌い終わると横のテーブルで試飲していたグループからも拍手喝采でした。
芳醇な香りが今でも鼻の奥に蘇ってくるようです・・・。
軽く酔っ払った状態でいよいよ今回のツアーで最高に美味しかったレストランに向かいます。