僕の父青木外司(「とし」と読む)は若い頃は画家でした。僕が3歳の頃画商に転身し銀座の東京画廊で修行した後、1961年銀座3丁目に「青木画廊」を開廊。現在画廊は僕の弟が継ぎ、父はリタイヤ後又画家に戻って絵を描いています。今度その父が知人の画家と一緒に絵画展をすることになりました。
期日:4月12日㈯〜22日㈫まで(20日㈰は休み)
時間:平日は11:00〜19:00 日曜は12:00〜18:00 最終日は17:00まで。
会場:銀座の青木画廊3Fルフトにて。
詳細はこちらをご覧下さい。
さて父は富山の出身です。富山県人にとって富山平野から見る立山連峰は特別な意味を持っているようです。富山の人々の故郷の象徴といってもいいと思います。上の写真は今回出展する作品のうちの一枚ですが、正に富山から見た夕日に染まる立山連峰を描いた作品です。今回出展する十点ほどの内の大半が立山の絵で、最近の作品です。ただし山の姿は昔も今も変わりませんが、山の手前に描かれている風景は父が若かった時代の富山のようです。この他に若い頃(戦後上京する前)に描いた富山の風景の絵も数枚展示の予定です。
展覧会の案内状に記した父の文からもその想いは伝わると思います。
連峯崋幻
越中の人は古来東の空に南北に連なる
山々をすべて「立山」と呼ぶ。主峯は
「雄山」であるがどこが雄山かはっきり
判る人は少ない。只「剣岳」は一見して
誰でも判るのだが。朝な夕な仰いで育ったその
嶺々の彼方に、夢と憧れを抱いて戦後上京した
若者の一人、吾は今迄何をして来たか。
八十九歳の齡を数えて夕映の残照のみ脳裏に
微笑する。 嗚呼
青木外司
今日既に出来上がっている作品を実家から画廊まで運び、試しに何点か早速展示室に掛けて見ました。

一番大きいのが若い頃の絵で、他の三点は最近描いた立山の絵です。父は画商としては一貫してシュールレアリズム(幻想絵画)を扱ってきましたが、画家としては分かりやすい具象画を描いています。
皆様のご高覧をお待ち申し上げます!