イタリア語では散歩のことをパッセッジャータって言います。留学してすぐ覚えた単語のひとつです。彼らは本当にパッセッジャータが大好きで、例えば日曜日に家族や友人達とお昼を食べると、「じゃあパッセジャータに行こう!」って散歩に繰り出します。街中や公園や郊外や・・・お喋りしながら、ジェラートを舐めながらよく歩いたものでした。
目のリハビリのため今週は数人のレッスンをしただけで、後はほとんど休み。なんだか早くも年金暮らしに突入したかのような生活です。さて今日も秋晴れ!カメラを持ってまたまたパッセジャータ。今日はかねてから情報があった尾根筋の遊歩道を探しながら約2時間かけて12000歩。
往復歩くとちょっと大変そうだったので、行きは目的地付近より一駅先まで電車移動。歩き始めてすぐ栗の木が何本か。根元にイガのみが残されていました。
大体の方向は定めて後は気ままに面白そうな道を歩きます。目的の尾根筋にかかるあたり、道端の金網に絡みつく蔦の実。
大体の読みが当たって遂に目的の遊歩道に。ここから約2駅分、尾根筋と、谷間、畑を抜けるハイキング・コース!が続きます。とても自宅から徒歩で行ける距離の地区とは思えないような田舎です!弁当持参で行きたいくらいでした!
途中山から里に(!)出ようかというあたりに「九郎明神社」という小さな神社があってこんな看板が。よ〜く読んでみたら、なんと九郎判官義経が祀られてました!
見ると鳥居の向こうには階段が続いている様子。ここから鳥居を拝んだだけで、お参りはしてこなかったため、次回はお社まで行ってお参りして来なくては。僕が今の家に越してきてから早くも約25年がたとうとしています。10年ほど前まではこの地区よりもう一つうち寄りの丘陵部にもこんなところがあったのですが今はもう宅地になり、申し訳程度に雑木林を残して公園にしてあります。今日歩いてきた地区もやがて同じ運命をたどるのではと危惧しています。いつまでもあの環境を残してもらいたいものです。