新宿の京王プラザB1Fのイタリアンレストラン「フォルトゥーナ(「運」という意味)」が今日オープンしまして、10日の火曜日を除いて、今日から13日の金曜(わお、すごい日だ)まで毎晩歌います。6時半、7時半、8時半、9時半から各15分ずつ4回、ギター弾き語りで各テーブルを歌い歩きますのでどうぞ皆さんご来店下さい!
今夜フランス人のお客さんがいらっしゃいまして、初めお友達と話しに夢中になっておられたのですが僕が歌い出すと互いに目配せ、そして僕に視線が釘付け。明らかにエモーションを感じておられる表情に。文字通りうっとりと聴いてくださいました。で、2回目に歌いに行くと僕にあなたは本当に日本人ですか?イタリア人の血が混ざっているのでは?と真顔でお聴きになるわけです。冗談でハーフですと答えると、やっぱり!と納得してくれてしまったので、いえ、イタリアにイタリア人の家族同然の友人たちはいますけど純粋な日本人です・・!と説明、一応誤解を解いてもらったのですが、はじめは絶対イタリア人だと思ったとおっしゃったのでした。あまりに誉めてくださるんで勲章頂いてカヴァリエーレになったと申し上げると、どう言っていいのでしょうか、その表情の中に明らかに一般的な日本人の反応とちょっと違うニュアンスを見てしまいました。フランスという国でアーティストというものが、またカヴァリエーレ(フランスの方なのでシュバリエと説明しましたが)というものが社会の中でどういう価値を持っているのか、という事実を感じさせていただけた、とでも言うべきでしょうか。