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数日イタリア土産話休んでましたので再開します。前回モデナ - 1ではこの日11月1日午前中お墓参りに出かけた事を書きました。それで墓参り後しばらく街を散歩してウインドウショッピングをした後で、ホテルのフロントお薦めのDa Enzoというレストランに行ってみました。モデナとエミリアーロマーニャ地方の郷土料理店ということでした。まず食べたのがラザーニャです。もう一ヶ月たってしまって、ちゃんと覚えてないのですが、確か「古きモデナのラザーニャ」とかいう名前が付いていました。どこが古きモデナなのか訊けば良かったと今になって思いますが、その時は美味しかったのでただ満足して特に聴きもしませんでした。 セコンドはモデナらしく「三種の肉バルサミコ酢ソース」。仔牛、豚、それに山羊肉のグリルにバルサミコ酢のソースがこれでもか!とかかっていました。付け合わせはマッシュポテト。肉の量が結構あったので、食べ終わる頃にはバルサミコ酢の酸味がちょっとうるさく感じられてしまいましたが、しかししかし、日本のイタリアンレストランでも最近は「バルサミコ酢風味」とか名前が付いてバルサミコ酢のソースがかけられている料理が結構出ますが、これだけ派手に使ってあるっていうのはないでしょう?!さすが地元!! ホテルに戻る道すがら見上げたモデナの象徴、ドゥオーモの鐘楼「ギルランディーナ」。カメラのレンズのゆがみのせいで傾いて見えますが、ちゃんと本物はまっすぐ立っています。これはドゥオーモの横から見たところです。モデナの僕の実家ベヴィラックア家の亡くなったお爺さんアルマンドが、自宅のベランダから見えるこのギルランディーナを見て、" Ah!Che bella nostra Ghirlandina!"(ああ何て美しい我らのギルランディーナよ!)と昔よくつぶやいていたのを想い出します。 さて僕がそんなことをしている間、ツアーの一行はバスでモデナ郊外にあるヴィニョーラのお城見物。なおこの後の4枚の写真は僕が撮った写真ではありません。参加者から頂戴した写真です。 前回(4年前のツアー)は到着したのが遅くて昼休みにかかって中を見れませんでした。そこで今回は朝イチで行ってもらったのですが、何と!! 11月1日から冬季閉鎖になってしまったそうでまた中に入れなかったそうです。失敗! 塔の後ろに見えるとんがり屋根はここの教会の尖塔です。この城の中も面白いんですが、なによりもあの塔まで上れるので凄く眺めがいいんです。ヴィニョーラの街の周囲はイタリア一美味しいといわれる「アマレーナ」というブラックチェリーの産地でサクランボ畑が続きます。春は桜の花も美しく咲き乱れ、お祭りが繰り広げられます。 それから僕が親しくしているバルサミコ酢の有名な生産者「サンテ・ベルトーニ」の醸造所での昼食、見学をしてきてもらいました。フェラーリの工場があるマラネッロのそばの標高500メートルほどの山の中にあって(小さいお城もあって、皆さんそっちは中庭を見てこられたそうです)、寒暖の差が激しく、かつ山の澄んだ空気の中で熟成させるので、モデナの街中の醸造所で25年かかる熟成がここでは20年で済み、しかも山の中で森林浴状態で熟成するため一段と香りが良くなります。 ここの食事がまた素晴らしいんですよ。レストランではなく、奥さんとお嫁さんが手作りしてくれる伝統的な料理のお昼を堪能してきてもらいました。これはまず最初に出されたアンティパストで、パルミジャーノ(パルメザンチーズ)に20年物バルサミコ酢をかけたもの。これをもぐもぐやりながら自家製発砲甘口赤ワイン「ランブルースコ」を飲むのです・・・。あ〜〜考えただけでよだれが・・・。 プリモピアットも何種類か出たようですが、典型的モデナ料理「トルテッリーニ」勿論自家製手作り。 この他、山で猟をして獲ってきたキジのロースト。これにも当然20年物がかけられていたそうです。何しろ本物のジビエなので、肉の中から散弾が出てきたりしたようです。写真を頂戴したのですが残念ながら両方ピンぼけだったので掲載を断念。この他アマレーナ・ジャムを使ったお菓子クロスティーニとか、皆さんお腹一杯詰め込まれたそうです。そしてお土産に20年物を卸値で購入して大満足されて夕方ホテルに帰ってこられました。
by goloso204
| 2006-11-30 22:18
| イタリア
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