昨夜原宿のアコスタディオで“カンツォーネ・ナポレターナ名曲コンサート<ナポリの絵はがき>”を満員のお客さまをお迎えして行いました。
毎年秋には日本で知られていないナポレターナの名曲を紹介することに重点を置いたコンサートやリサイタルを開催してきました。これらのナポレターナに訳詞を付け、初めて聴く方にも親しんで頂けることを一つの目標にしていますが、今年は未発表の拙訳作品から「哀愁」に富んだ曲を中心のプログラムでお聴き頂きました。伴奏は共演23年目の柴田杏里のギター。
歌いながらお客さま方の様子もある程度観察しているのですが、今回目立ったのは目を閉じて陶酔するように聴いておられる方がとても多かったです。今回の目玉のひとつ、”Raziella(ラツィエッラ)”という古いナポレターナでは特にその傾向が顕著でした。一回目は拙訳で歌い、歌詞の内容とメロディーを覚えて頂き、更にもう一度原語で歌いました。これが功を奏したようで初めてお聴きになる方がほとんどであるにもかかわらず、こよなく美しいこの歌に皆さん引き込まれていた用に感じられました。
また、ナポレターナに「カタリー」という女性の名前が出てくる歌が何曲かありますが、なぜかいずれも移り気なつれない女として登場します。そこで最後に「カタリー三連発!」と称して”Catarì(カタリー)” “Serenata napuletana(ナポリのセレナータ)” “Core ‘ngrato(つれない心又はカタリー・カタリー)”をずら〜っと並べてみました。いずれ劣らぬ名曲揃いなのでかなり聴き応えがあったと思います。
アンコールでは今日歌った中からもう一度聴きたい曲を募ったのですが、案の定”Raziella”と“Cartulina ‘e Napule(ナポリの絵はがき)”でした。いずれも初めて歌った曲だったので、その反応が嬉しかったです。ご来場頂いた皆様に心から御礼申し上げます。ありがとうございました。
また今回もファンクラブからは美しいお花を送って頂きました。ありがとうございました